高機動型ブログ

自分の反省や今後の目標を適当につらつら

魔境脱出へ

何を隠そう自分は前期シルバー3から、プレイスメント9連敗でブロンズ4スタートになったヌーブです。ここで自分が感じたブロンズならではの風潮を説明しながら脱出への糸口を解説します。

レーン戦

とにかくブロンズ帯は一度負けると死に続け、せっかく他のレーンで1~2キルとれたとしても、他レーンで5キル持ったスローボールチャンピオンがいることがざらにある。LOLは完全にチームプレーが根幹であるため、一度負けてそのまま死に続けるとチームの崩壊に繋がる。1~2キル取られレーンで負けたとしても、他レーンやジャングラーの力でまだ取り返せることができるが、あまりに死に続けるともう取り返しがつかない。自分が勝てないという意識はとても必要で、消極低プレイに見えるかもしれないが、その後の集団戦で十分取り返せる。レーン戦での勝利と試合の勝利は必ずしもイコールではないことをしってほしい。

集団戦

ブロンズ帯でのよく見る集団戦の起こる場所は大体ミッドである。トップとボットのレーン戦が終わった段階でミッドに集合し、それを見た敵味方がぞろぞろ集まってなんとなく集団戦が始まり、勝ってもオブジェクトが取れないといった具合。なぜそうなるかというと、目的がないからである。そこでサイドレーンに目を向けて、チャットやピングで次の目的を統一することはとても大事である。最適解でなくても目的が揃っていれば、必ず勝利へ繋がる。自分はここを狙いたいのに・・・という場面でも、チームの意思を尊重することはとても大事である。そのためSkypeがあるなら楽ではあるが、ランクやソロQのときは積極的にピングやチャットで自分の意思を示そう。

インヒビターとバロン

もうひとつ特徴としてインヒビターを破壊したあとそこに留まる現象である。自分はこの現象に名前をつけてもいいとまで思っているが、いい名前が思い付かない段階である。なぜ留まるのかは分かりかねるが、概ねインヒビターを破壊することは王手であるため、そのまま勝てるという慢心にあると考える。確かにインヒビターの先は敵のツインタワーとネクサスのみになる。ただインヒビターを破壊することの意味は、スーパーミニオンによるプッシュレーンの確約でしかない。つまりインヒビターを破壊したレーンは、チャンピオンがプッシュしなくても勝手に押していくことが最大のアドバンテージである。プッシュレーンになるとどうなるかというと、ミニオンたちは勝手に敵のツインタワーとネクサスを破壊しにいく。敵は絶対に一人はそのレーンをプッシュしにいかねばならない。そのとき他レーンに5人集結していれば必然的に相手が一人欠けて5v4の形になる。そこでタワーへのプレッシャーと集団戦を仕掛ければ勝てるような状況を作り出すことで優位になる。オーソドックスな勝ち方として、ひとつのレーンのインヒビターを破壊し、プッシュレーンを作り出したあと他レーンのインヒビターを狙い人数差を使い集団戦を起こしてインヒビターを破壊する。2レーンにプッシュレーンを作り出したあとバロンか残りひとつのインヒビターを狙い、バロンをとった場合、バロンミニオンの力を使ってタワーやネクサスにプレッシャーをかけながら折っていく方法である。もちろんケースバイケースにはなるが、インヒビターを破壊したあとその場に留まることはなんの利点も亡いことを理解してほしい。

インヒビターに関してもうひとつ。インヒビターを破壊しプッシュレーンになったとき、プレッシャーをかけることが容易になるためそのレーンに人数を割いてプッシュしていく姿をよくみかける。勝手にプッシュレーンになることを念頭にないケースである。勝手にプッシュするということは、チャンピオンがプッシュする必要がないということである。そこを一生懸命プッシュする理由は一つもない。そこに集まって集団戦を起こすことで得られるものもなく、負けた場合逆にインヒビターを破壊され負けるという最悪の状況になる。プレッシャーをかける側は敵と味方が五分の状態で集団戦は絶対に起こしてはならない。敵チャンピオンが他レーンに出た瞬間が集団戦チャンスであり、確実に勝てる集団戦である。逆にこちらが押されたレーンをプッシュしている人がいるときは絶対に集団戦を起こしてはいけない。

愛しのスレッシュ

最近愛してやまないスレッシュについて書いていこうと思います。

スキル構成
Q
スレッシュから直線で鎌を投げるスキル。当たった相手はスタン状態となり、少しだけスレッシュの方へ引き寄せられる。またもう一度Qを入力することで、当てた相手の場所までブリンク出来る。ちなみに当たると敵のステルスも看破できる。

W
手にしたランタンをぶん投げる。範囲にいる味方に小規模のシールドを付与する。味方がそのランタンをクリックすると、スレッシュの隣へブリンクする。あと道端に落ちている魂を回収する。

E
スレッシュの前後の範囲攻撃。凪ぎ払うような動作で敵をノックアップさせつつ弾き飛ばし、スロウを付与する。スレッシュからみて後ろ側の範囲はスレッシュ側へ引き寄せられるため、イニシエートの際はこちら側、ピールの際は前側と使い分けよう。またパッシブとして、通常攻撃に魔法追加ダメージを付与する。

R
スレッシュを中心に円形のスロウの壁を作り出す。ダメージは一回だけだがスロウは2枚目の壁も有効。敵を閉じ込めたり逃がさないようにしたり、踏み込めないようにしたりと万能。


レーン戦での戦い方は、Qの命中精度に目が行きがちだが、最も重要なのはEと通常攻撃である。特に2レベルでQとEを持った状態のイニシエートはサポートの中でも屈指の拘束時間であり、2レベルファイトは積極的に行っていきたい。ここでの戦い方のコツとして、ボットレーンは大体ミニオンの2ウェーブ目の前衛ミニオン3体を倒すと2レベルになる。そのタイミングに合わせるようにEを当てにいき、スロウがかかった敵に対してQをうつ。これで大体敵の強さが測れるのでオススメ。

集団戦においては、味方の構成を意識することが重要。例えばイニシエーターがいない場合、スレッシュのQは集団戦の始まりになる可能性は非常に高い。しかしそこで敵の集団に飛び込んでしまうとADCを守ることはおろか、自ら敵のフォーカスを集めてなにもできずに死ぬことで4v5の状況になりかねない。イニシエーターがいる場合はなにがなんでもADCを守り抜くことを意識しよう。またこのときにこのスキルはこいつ、といったようにシミュレーションしておくとある程度冷静に対処できる。

ビルドは初手コインかレリックがオススメ。コインの利点は安定して資金を集められることであり、スレッシュの特性上レリックの効果を受けづらいので、自信のない人は大いに積んでほしい。欠点としてはやはりレリックの回復効果がないことである。ボットレーンはレンジチャンピオンとの対面になるため、ハラスの機会が多い。またADCがドランズブレードを積んでいる場合、ポーションは1つだけなので、このレリックの効果がかなり影響する。スレッシュの通常攻撃はレンジでありメレーでもある特殊なものなので、レリックの即死効果はレンジのため発動せず、ヤスオの壁はメレーでもあるため効果を受けないといった変態通常攻撃である。

旬なビルドとしては、リデンプションとソラーリであるが、ビルドしていく順番は敵次第といったところである。アサシンが多い場合、詠唱から発動まで時間のかかるリデンプションは、回復効果が発動する前にADCが倒されかねない。そのため即時発動のソラーリのシールドがオススメ。逆にアサシンの驚異が少ない場合はリデンプションをオススメする。ADCだけでなく味方全員にヒールが入ることで継戦能力が跳ね上がる。

モナースペルで悩むのはイグゾーストかイグナイトどっちにするか。ビルドやスキルが揃わない最序盤ではあと一発!ってところにイグナイトはとても役に立つ。だが最後の一撃よりもイグナイトの優れたところはヒール効果を妨害することにある。ADCは戦闘が起こった場合ヒールの回復力を念頭にダメージ計算をしていく。そのときこのイグナイトが入ることによって計算が狂うのである。イグゾーストから相手の防御低下が消えた今(パッチ7.6現在)では、レーンでのイグナイトはかなりの驚異となる。
逆にイグゾーストは、敵の移動速度とダメージを低減させるサモナースペルである。イグゾーストの利点はイグナイトより汎用性に優れる点にある。取り分けアサシン相手には、イグゾーストを撃つことによってADCの生死が別れる。ランクなどで相手にアサシンが見えている場合はイグゾーストをオススメする。

オブジェクト意識

 LOLはオブジェクトを壊していくことで勝利できる。そのためタワーやインヒビター、ネクサスはもちろんのこと、ドラゴン・バロン・バフ・スカットルといったオブジェクトないしジャングルクリープへの意識は持つべきものである。幸い現在のパッチではドラゴン・ヘラルド・バロン・バフの4つはミニマップで出現1分前に砂時計のアイコンが表示される。また残り時間を正確にピングで味方に知らせることができるため、大いに活用してほしい。各種ピングの出し方は、wikiに詳しい。

 オブジェクトを敵より状況よく管理していくためには、オブジェクトに対する「準備」をしていくことである。たとえばドラゴン・バロンが出現する1分前には視界を確保するためにワードを設置する、あるいは敵の視界を奪うためにデワードするといった具合である。またトップレーンやジャングラーはドラゴンから距離が離れていることがあるため、テレポート、あるいは徒歩やウルトで寄る意思があるのかどうかを確認する必要がある。

 

 

勝つための7つの誓い

1 ピックしたチャンピオンの理解

最低限自分のピックしたチャンピオンのスキル構成は理解しておきたい。試合が始まってからこのチャンピオンはどうやって使うんだろう、と悩んでる間にも形勢は不利になっていく。親切にもwikiやチャンピオンの説明をしてくれているウェブサイトが多いので、是非目を通しておく。また余裕があれば、プラクティスやカスタムで実際にコンボやスキルの範囲やダメージの感覚を確かめると効果的である。

2 チーム構成

100を越えるチャンピオンがいるため、チーム構成は非常に難しい。しかしながら漠然とでいいので、ロード時間中に敵と味方のチャンピオンを眺めてほしい。例えばマルファイトやアムム、セジュアニといったイニシエートできるチャンピオンはいるのか、アサシンはいるのか、ブリンクは持っているのか、集団戦ではどのチャンピオンに注意すべきか、といった点である。集団戦を目的としないチーム構成もあるが、チームの見方はまた別日に解説したい。

3 ラストヒットをこぼさない

これはサモナーレベル1からプロプレイヤー共通の心構えである。対面とのラストヒットの差が10あると、約200ゴールド以上資金差がついていることになる。またタンクミニオンは通常のミニオンの2倍のゴールドをもたらすため、スキルを使ってでも落とさないよう気を付けたい。

4 ワードの重要性

最初から持っているトリンケットは、最大2つまでチャージでき、ブッシュや見えていない場所が150秒見ることの出来るアイテムである。その他にも主にサポートがビルドするサイトストーンは、最大3つまで同時に置くことができ、リコールすることでチャージされるアイテムがある。サポートはマップの視界を確保することが仕事であるが、その数には限度がある。サポートがサイトストーンを持っているからといって、トップの視界を確保しにくるかといえば、それは難しいと言わざるを得ない。序盤にはリバーや敵ジャングルの入り口に置くことで、敵のミッドレーナーのロームや敵ジャングラーのガンクをいち早く察知できる。この恩恵を受けるためには、ワード3つでも足りないくらいなのである。そのためADCも協力してワードを設置し、資金に余裕があるならコントロールワードを購入してほしい。もし壊されても、それで自分がガンクを受けて倒される危険性を考えれば安いものである。

5 オブジェクト意識

敵チャンピオンを倒すことで勝利するゲームではなく、タワー、インヒビター、ネクサスを壊して初めて勝利となる。自分のレーンのタワーを破壊し、味方レーンのタワー破壊を援助し資金面、視界面で優位に立つことでドラゴン・バロンといったバフを得て、更にチーム全体で残りのタワーにプレッシャーをかけたり、味方がプレッシャーをかけている間、他のレーンのタワーを少人数で狙うといった戦法がオーソドックスなシナリオとなる。そのため、タワーを折れるのか、折られるのかの判断やドラゴンの視界は確保できているのか、今はどのタイプのドラゴンなのか、あと何分で次のドラゴンが現れるかを常に意識しておいてほしい。

6 フォーカスの確認

集団戦に入ると大体の場合思い描いた通りにはならない。自分の予想した動きにならないのは敵だけではなく味方もそうだからである。仕掛ける際にはどのチャンピオンにフォーカスを集中させるかをピングやチャットでしっかり確認しあうことが大事である。またSkypeなどを使っている場合は是非誰を狙うか、誰を守るかなどをその場に応じて確認してほしい。

7 勝って驕らず負けて潔し

この一文は、試合後に送ることができるリスペクトの一文である。まさにこの通りである。色々な要因が絡むLOLでは、負けた場合は他人のせいでもあり自分のせいでもある。勝った場合は味方のおかげであり自分のおかげである。
悪口や他人のせいは言語道断である。挨拶やお礼をいえるプレイヤーは、チームの雰囲気を作り、勝つ確率は上がる。こんなことと思うだろうが、1%でもあがるなら、是非実践してほしい。礼儀正しい人が誰でも上手いわけではないが、上手い人は大体礼儀正しいということを忘れないでほしい。

アドバンテージの還元

レーン戦で敵を倒すということは、一定時間対面にはゴールドと経験値が入らず、自分には経験値とラストヒットによるゴールドに加え、敵を倒した際にゴールドが入る。ここで生まれる資金差とレベル差は、この状態だけならばチームの有利ではなく、レーンでの有利となる。
レーンでの有利の考え方として、有利側が意図的にプルレーンにすることでラストヒットを取りに来た対面にハラスを仕掛け倒す。または敵を威圧することで経験値とゴールドが入らない時間を著しく引き伸ばす。ここでの有利は、敵の対面が育たないというチームへの有利へと繋がる。またもうひとつの還元法として、装備差とレベル差によって敵は迂闊にラストヒットさえも取ることが難しくなり、プルレーンを余儀なくされる。有利方は、このミニオンをタワーに押し付けることで時間的余裕が生まれるので、その他のレーンにガンクにいったり、ドラゴン、ヘラルドといったオブジェクトを持つことでチームへの有利へと繋がる。
還元が上手くいかないと、自分だけがキルをもち続けたまま負けてしまったり、ずるずると負けてしまうといった事態を招く。LOLはなんといってもチームゲームであるため、常にチームの目線で考えることが大切である。

タンクイニシエーター

 タンクチャンピオンとは、豊富な物理防御、魔法防御、体力をつんでいくチャンピオンの総称である。また多くの場合、メレーファイターである。タンクはジャングラーやトップレーン、サポートといった多くのレーンでピックされ、集団戦でのヘイトを集めたり、敵のキャリーを豊富な体力を武器に張り付くことで機能させないといった特徴がある。

 タンクには大きく分けて2種類あり、レオナ、サイオン、マルファイト、セジュアニ、アムムといったチャンピオンの多くの場合、集団戦でのイニシエートとなる強力なCCを持っている。その代わり、スキル1発による大ダメージが期待できないため、より多くの敵に範囲のCCをばら撒くことが仕事となる。またCCが少ないが張り付き性能の高いムンド、ガレン、シェンといったチャンピオンもまたキャリーにとって厄介となる。

 ここで問題になるのはトップレーンは特にレーン戦での力である。強力なスキルや通常攻撃を持たないタンクは、敵のダメージ系チャンピオンに対し受身の状況をとらざるを得ない。しかし、味方ジャングラーのガンクなどを合わせてキルをとったり有利を作ることは難しくない。また多くの場合テレポートをサモナースペルとして持っていることが多いので、ボットレーンなどに介入してCCをばら撒くことで小規模の集団戦に貢献できる。集団戦フェイズでも常にフロントを維持することでイニシエートする機会をうかがい、対面することによってじりじりとレーンを押し上げながらプレッシャーをかけることができる。このにらみ合いが効果的なタイミングは、サイドレーンがプッシュレーンとなることで、タワーを守るために敵が移動を余儀なくされ、人数差を作ることができる。もしサイドレーンがプルレーンだった場合、速やかにあたる事で目の前のタワーを降りつつサイドレーンのタワーの防衛が望ましい。

 イニシエートする際にフォーカスはどれがいいのか、という問題があがる。敵のADCやミッドキャリーを無効化することに焦点がいきがちだが、敵のフロントラインをまとめてCCで妨害することでこちらのADCとミッドキャリーがある程度自由に攻撃できることも留意しなければならない。よくある状況として、無理に敵の奥にイニシエートすることで敵のADCとミッドキャリーをこちらにフォーカスさせることで無力化させたが、敵のフロントラインがこちらのADCやミッドキャリーを止めに入ることで自分だけが死んでしまい、その後フリーになった敵キャリーが味方を全滅させる、といった展開である。このときよく言われる戦い方として「手前から」といわれる。つまり敵のフロントラインを封じることで先に倒し、その後一人ずつ奥へ奥へとフォーカスを移していく戦い方である。このときタンクに求められるものは、イニシエートだけでなくキャリーのピールである。味方のキャリーへイニシエートしてくる敵をCCを使って剥がすことで、手前から敵を倒し味方後衛と距離を開けることなく集団戦を勝ち抜いていくことを目的としている。

 多くの場合、使えるスキルはQWERの4つが基本となる。各スキルのCCをどの敵に対して使っていくかを考えていくことで無駄撃ちを防ぎ、大事なときにこのスキルがない!という状況を防ぐことができる。例えばサポートチャンピオンのレオナはQ、E、Rが強力なCCである。Rの範囲スタン・スロウを敵のフロントラインに撃った後は、敵タンクやアサシンに対してQやEをとっておく、といった使い方である。ここでRのあとにそのままEQを撃ってしまうと、クールダウン中なにもできない硬いだけの人になってしまう。またサモナースペルのイグゾーストを持っている場合、イグゾーストにはAS低下、魔法防御、物理防御低下、移動速度低下など強力なデバフを一気に付与することができるスペルであるため、敵アサシンなどが近づいた際付与することで一気に弱体化させて勝つ、といった戦法がとれる。また攻めの際には逃げていく敵に付与することで移動速度を低下させ、倒すといった戦法が取れる。

 LOL個人戦ではなくチームファイトであるため、チームにとってどの敵からイニシエートで狙っていけばいいかを考えていくことが大変重要であるといえる。

ジャングラー

ロールの中でも屈指の難易度と言っても過言ではないのが、ジャングラーである。ジャングラーとは、主にジャングルに湧く中立クリープを倒してレベルや資金を生み出し、各レーンに還元することが主流である。ここで主流という言葉を使った理由として、ジャングラーはピックされるチャンピオンも多様性に富み、またサモナー自身の考え方や動き方ひとつひとつにこれといって一貫性がないからである。
ジャングラーに求められることを強引にまとめてしまえば、味方のジャングル、敵のジャングル、各レーンで資金とレベルを上げ、各レーンへのガンク、ヘルプをしてゲームを動かし、どのオブジェクトを取るのか、どのレーンに積極的にガンクにいくのか、またガンクにいった際敵のレーナー及びジャングラーはどこにいるのか、レーンの状況やレーナーの体力、敵の体力、サモナースペルとウルトの有無を把握しておく・・・
書いているだけでも頭の痛くなるロールである。
ここでもジャングラーをみっつのタイプにわけて考えていきたい。
まずアムム、セジュアニ、ヴァイといった強力なCCを持つチャンピオンである。このタイプの最大の特徴はなんといってもウルトである。特にヴァイのウルトは対象指定かつブリンク、スタンといった敵をレーナーと共にキルに持ち込む凶悪なものである。そのため6レベルが最大のターニングポイントとなる。勝っているレーンにいくことで、そのレーンの勝ちを拡げることができるし、負けているレーンにいけばアドバンテージを減らすこともできる。また慣れているサモナーは、Qなどのスキルでノックアップやスネアを与えることでガンクを成功させるといったこともできる。そのためキルまで繋がらなくても体力に差をつけて有利にしたり、サモナースペルを吐かせることで次回のガンクの成功率を高めることができるため、有効である。しかしここで注意しなければいけないのは、ガンクばかりに気を取られると、自身のレベルや資金が作れなくなる可能性がある。そのため、いくタイミングやレーナーに任せる線引きをある程度持っておくことがおすすめされる。
次にシヴァナといったファームタイプのジャングラーである。このジャングラーは、高い機動力と敵に張り付くことで継続的に火力をだし続けることができるチャンピオンである。また中立クリープを狩る速度もはやく、資金面では安定して生み出すことができる。しかしながらこれといって頼りになるCCが貧弱なため、ガンクの成功率は、レーナーのCCを当てる力にも影響される。そのためガンクを行う際は、レーナーにCCの有無や、スキルを当てに行ける状況かなどをピングやVCなどを用いて確認することが必要になる。またCCが貧弱ということはブリンクないし走る速度を上げて追いかけることとなり、機動力が仇となり深追いしすぎて返り討ちに会うのをよく見かける。そのためどこまで安全なのかを考えて、味方の危険ピングやミアピングには常に意識する必要がある。
最後にレンガー、カジックス、イブリン、シャコといったアサシンタイプである。このタイプのジャングラーは、強力な一撃で大ダメージを与えることに特化したチャンピオンである。敵から見えなくなるステルスや分身を備え、敵のキャリー、特にADCやメイジを瞬殺することで敵全体の戦闘能力を大幅に低下させることができる。またカジックスやレンガーはそのまま2キル、3キルとそのまま倒すことができ、一気に試合を決定付けることができるのも魅力のひとつである。ここで注意しなければならないのは、このアサシンタイプがどのルートを通って敵のキャリーに近づくかを、敵も味方も常に考えている点である。前回、前々回でも少し触れたが、ADCは常にアサシンを警戒し、介入しづらい場所を常に探し、サポートはアサシンが近づいた際、引き剥がす方法を常に考えている。そのためアサシンルートを導き出すことは容易ではなくなる。
しかしこのアサシンタイプの最も大きな驚異は、いつくるかわからないという点である。姿を見せないことで敵のキャリーは常に警戒しながらラインが下がるのである。しかし戦闘が始まってしまうと、味方のフロントが前進することで次にタンクの驚異がADCを襲い、アサシンルートの警戒が薄まる。そのときに飛び込むことで、敵のADCを瞬殺する可能性は大きく上がる。これが俗にいう「後入り」である。この技術はアサシン全般に使えるものなので覚えておいてほしい。
以上みっつのジャングラーについて説明したが、なにより一番重要なのは対応力である。常に動いていく試合の中で、最適解を考えて行動して・・・を繰り返し、敵がこうしたら自分はこうしよう、味方がこうしてくれるから自分はこうしよう、といった経験も絡むロールでもあるため、失敗を恐れずチャレンジし続けていくことが上達の近道ともいえる。またそれと同時になぜ成功したか、なぜ失敗したか、また失敗をしないためにはどうしたらいいのか、を一言でもいいので常に考えてほしい。
最後にジャングラーにとって一番重要なことは味方のせいにしないことである。常にチームファイトである上、全てのレーンの鍵を握るジャングラーは、ガンク一回にかなりの重きをおいている。そのため味方が見ていなかった、CCを外してしまった時になんでこんな大事な時にそんなことを・・・と思うこともあるだろうが、次のガンクで頑張ろう、といった大人な対応を見せることは冗談ではなく勝率アップに繋がっていることは決して忘れないでほしい。